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■9月19日 晴れ

モーニングコールの前に目が覚めカーテンを開ける、とイスラム風建築物が多く、植物も違っている。砂漠までもう少し。レストラン会場に行くと、中庭が美しい。広々としていて気分が高まる。出発は8:30だった。

玄関の先には6台の四輪駆動車が止まっている。今日から四輪駆動車での移動となるようだ。

今日はまずレザールージュという列車に乗るため駅に移動する。その間に、温泉の間欠泉をみかける。砂が増えてきた土地にも水(お湯)が湧き出す自然のすごさを感じる。道には囲いのようなものが見える。砂が道に入ってこないようにしているようだ。徐々に背の高い木がへっていく。

まずは、レザールージュでセルジャに向かう。列車は臙脂色でレトロなつくり。しかも一つ一つ内装が違っていてとても優雅なソファー席、窓が小さめな木のいす席、カウンターで飲み物を売るスペースなどある。電車はすこしずつ山を上っていき、トンネルを過ぎるとそこは渓谷だった。写真スポットのためここでストップしてくれる。



また車内に戻ると、cafeスペースにいた人がミントティーをご馳走してくれる。もともとそんなに高いものではないけれど、ご馳走してもらうといい気分になる。

電車がシェビカにつくと、降りたのはこのツアーに参加している人だけ。まだ車内にいる人たちがいぶかしげにこちらを見ている。

私たちは、そこから少し歩く。まだ少し続いている線路の上を歩くと気分はスタンドバイミーのようだ。そうやって少し歩いて車に乗り込んだ。泥だらけの靴の私たちは新聞紙の上に足を乗せるようにいわれる。



向かった先は小さな滝があった。そこまで行って写真を撮った後はおみやげ物に目が向く。

最初にターバンを購入したのはS氏。日焼けした彼に赤のチェックのターバンがよく似合う。それをみて欲しい!と思った私たち。それなのに、ネックレスに目が行く。私が最初見つけたのはシルバーに黒の石がたくさんついているものだったが、友人Mはシルバーの3連の細工の入ったもの。値段を聞くと15ディナールとのこと。うーん。高くはないけど・・・と思いながら通り過ぎようとするが、引き止められる。交渉の末7ディナールで商談成立。友人と私は同じものを購入。結局、黒の石がたくさんついているネックレスも7ディナールで購入した。

お昼のレストランラメルザパラスへ向かう。その途中で、1台の車が故障してしまった。その車に乗っていたメンバーは残りの車に分乗することになる。

ここは景色がすばらしいといわれているだけあって、レストランの下にはプール、その先には1969年の大雨で廃墟になった村が見える。窓際の席に座り、プールや廃墟を眺めた。飲み物は、フレッシュレモンジュースにした。とても美味しい。5ディナールするだけある。

食事は前菜が3品。魚のタルタル風と、にんじんときゅうりそれらを混ぜると絶妙の味加減だ。メインは鶏肉の煮込みだ。目の前でお皿をひっくり返すというパフォーマンスにみんな喜ぶ。デザートはナツメヤシのムース。銀のお皿に運ばれてきたので、アイスクリームのように冷えているものを想像し、食べて驚いた。生クリームにナツメヤシが入っているようなものだった。

食事を終えてテラスからプールのほうへ出てみる。眼下に広がる廃墟。ホテルを振り返れば、プールには水が張られ、ヤシの木が群生している。時間を忘れてたたずんでしまいそうだが、そうしていられないほどの日差し。


オアシスをみる。

午後の日差しが私たちの肌に厳しく照りつけ歩くのがつらかったものの、上からみた景色はすばらしかった。ヤギの像が山の上にある。そこから降りる途中で、ローズドサハラを1ディナールで購入。手のひらほどの大きさで、バラの美しい形をしているものを見つけうれしくなる。上から見た滝を見に下へ行く人もいた。


トズールへ戻る間に、ラクダ注意の看板が現れる。行きも見ていたが、本当に道路わきにラクダがいる姿を見て感激する。そんな私たちに運転手のディナールさんが車を止めてくれる。

サボテンは食べられる。夏に食べると美味しいと教えてくれたもの彼だった。私たちは食べてみたいといったが今は季節ではないといわれた。チュニジアの音楽とアルジェリアの音楽を聴き比べさせてもらったり、出来る限りコミュニケーションをとろうとしてみた。それが功を奏したのか楽しい車中となった。


トズールにつくと、市内の観光をする。

ここは日干し煉瓦が有名でオリジナルのレンガを作り出しているそうだ。どおりで、白い壁を見ていないなぁと納得する。日干し煉瓦はひとつだけでは素朴な印象を受けるけれど、模様を作り出すことによって、独特の世界観を生みアラブらしいと思った。


トズールの旧市街には曲がり角が多い。涼しくするための手法だそうで、各個人宅も玄関の先に曲がり角があるのだそうだ。

通路とされている場所にはヤシの木で作った屋根があり、日よけとなっている。中庭とされている広場はみんなの共同の場所。生活の場だけあって子供が多い。

通り過ぎる小学生はこれから塾に通うのだとか。チュニジアは小学校・中学校が義務教育となっている。教育に力を入れており、国の資金の28%を教育に当てているという。



そのあとホテルに戻った。

今日はハマムのオプションがある。私たちはハマムの様子を見に行った。係りの人が丁寧に中を見せてくれる。タイルが美しいサウナ、白いカーテンで仕切ったマッサージ台、横になって休憩する小上がり席のような場所がある。

私たちは込み合いそうなハマムにすぐ入るのを避け、街歩きをすることに。まだまだ日差しはきつい。カメラを求めてぐるりとするが高くて出が出ない。

ホテルのそばのお土産やさんでカメラを見つけて早速値段を聞く。35ディナールだというのでビックリ。値段交渉をするがなかなか値が下がらない。あきらめて途中で水だけ買い求めて帰ろうとしたところ、12ディナールで良いというので買うことにする。

ホテルに戻りプールで少し泳ぐ。水着に着替えてプールにひざまでつかると冷たい。もう泳いでいる人がいないわけだと納得しつつ、思い切って肩までつかった。入ってしまうと逆に出られそうにもない。それでも日差しがある部分にしかいられない。

デラックスホテルでの食事ということもあり、少しだけドレスアップする。ピンクのキャミソールに合わせて、今日買ったシルバーのアクセサリーと一昨日かったピンクのストールを巻く。友人Mは黒のノースリと焦げ茶のスカート。まるでワンピースのようにみえる。

今日はHさんの誕生日。ケーキにろうそくが立ちみんなでBIRTHDAYソングを歌う。こんな風にみんなでお祝いできて嬉しい。夜ご飯はバイキングだ。ずらりと並んだ生野菜に嬉しくなる。私たちのテーブルは白ワインを頼んだ。こちらの朝食に生野菜が出ることが少ないように思う。余計に生野菜が出ると食べたいと思う。


この日の夜、大人会に参加する。

先生、H氏、U氏、Oさん、Tさん率いる大人メンバーの飲み会だ。友人Mと私はビールをいただく。年齢宛クイズを興じていた。


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