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■9月22日 晴れ

8:00に出発した。

スファックスをでてエルジェムへ向かう。バスから降りて歩くと目の前に大きな闘技場。あまりの立派さに驚く。ローマ時代の円形闘技場。2万7千人入る。7番目に大きいローマ時代の闘技場なんだそうだ。こんなに残っていることがすごいと感心する。

闘技場の一番上は36メートルあるそうで、上に上るのも疲れるが、上からの眺望はすばらしい。地下に降り上を見上げると柵の向こうに青空が見える。観光地だけあり客引きも多い。



スースに到着。

スースのメディナは世界遺産に指定されている。中を歩くとチュニスよりも物価が安いと感じる。どんどん歩いてショッピングセンターの前で自由時間となる。私たちはショッピングセンターに入った。お土産用にこぎれいなものが多い。ガラス細工、革細工、金細工。ラクダの写真のライターを買った。

集合場所からまたバスで移動する。


バスから降りてマリーナを歩く。

ピンク色の船や、色とりどりの船に目がいく。レストランはとても綺麗。地中海の海に開放的な人々がいる。

トップレスで海に入る人たち。リゾート気分満開の人たちを横目にビールで乾杯。サラダと魚のフライ、ライムのシャーベットとミントティーだった。魚のフライは思ったよりしつこくなく美味しい。開け放たれた窓から快い風が吹いて、昼下がり、幸せな時間だった。

食事をした後はマリーナの周りを歩いてみる。真夏はとうに過ぎているのに、サングラスなしではまぶしいほどだ。



ケロアンへ移動する。

じゅうたんを作っているところへ見学に行く。じゅうたんは一つ一つ結び目を作って出来る。だから毛によってまったく違って見えるのだ。店員さんがたくさんのじゅうたんを床に広げた。赤や緑やグリーンを広げた床を遠くから見ているとまるで大きなモザイクのようだ。ウールは毛足を長く作る。

シルクは結びの数が増えて繊細な模様を作り出す。そして、光によって、角度によって色が違って見える。

店員さんが何度もシルクのじゅうたんを動かす。そのたびになんともいえない色に変わる。じゅうたんの柄にもその国独特の模様が出るという。

ジャスミンやオリーブの木、ベルベル人の幾何学模様がチュニジアらしい柄だ。また、キリムは日本の織物に近い。簡単に作れ薄いのだそうだ。



ホテルラカスバに到着。メディナの一角の遺跡の中のホテルだ。

大きな城壁の外にバスが到着。中に入ると薄暗くその先に開放的なスペースがあり、プールのようだ。部屋はとてもゴージャスだ。窓を開けると無数の鳥が木に集まり、鳴き声が聞こえる。荷ときもそこそこ外へ繰り出す。

途中で道に迷ってしまうと少年が案内してくれるという。どんどん歩いていくと生活感あふれる町並みに変わっていく。途中で子供に出会いちょっとした触れ合いがある。ボールペンをプレゼントするとそのお兄さんに奪われてしまう。どこの世界も兄が強いのだなぁと思う。

ホテルへ帰り、友人はハマムへ。私はプールサイドでのんびりすることにする。

夜はホテルのバイキングだ。20時に集まると食事開始。

最後の夜にと黒木さんから全員にビールとソフトドリンクが配られる。一同その気持ちに感謝して乾杯をした。食事が終わってテラスで飲みだす。私たちもソフトドリンクで付き合う。気づけば20人もの人が先生を囲んでいる。とてもいい旅行だったことの証だろう。

U氏とH氏は友人を偲んで「カスバの女」を歌ってくれた。エピソードを聞き、心に染み入った。それまで静かだった鳥たちが歌の後に鳴きだし、まるでその歌に答えてくれているように思えた。


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