ローズマリー – Rosemary
名前にローズがつきますが、とくにローズとは関係なく、淡い青色の小花が「海のしずく」のようなので、ラテン語でそれを意味する「ros marinus(ロスマリヌス)」から名前がつきました。
ケミリーの故郷チェニジア産のものが、高品質として定評があります。チェニジアには野生種の特別保護地域があり、そこを散策させてもらったことがあります。丘全体にローズマリーが生い茂り、清浄な空気が満ちて、その心地よさが感動ものでした。
精油(エッセンシャルオイル)基本情報
学名 | Rosmarinus Officinalis |
科名 | シソ科 |
主な原産地 | チュニジア スペイン モロッコ |
採油 | 枝、葉、花からの水蒸気蒸留法 |
調香 | ハーブ/新鮮でスッキリした軽いショウノウ系の香り |
蒸発度 | ミドルノート |
主な特徴 | リフレッシュ、心身刺激、頭脳疲労回復、肝機能全般 |
心への影響 | 頭をスッキリさせ、記憶力や集中力をつけます。 |
体への影響 | 1.心身の消耗や衰弱といった諸症状に有効です。 2.ぜんそくや気管支炎、風邪、下痢の症状の症状を緩和します。 3.痛風、リウマチ、筋肉痛などを軽減します。 |
肌への影響 | 1.収れん作用があるので、肌をひきしめます。 2.抜け毛やフケなど、頭皮のトラブルを改善します。 |
作用 | 加温、強肝、強心、駆風、血圧上昇、健胃、刺激、収れん、消化促進、消毒、神経強壮、頭脳明晰化、鎮痙、鎮静、通経、発汗、副腎皮質刺激、癒傷、癒創、利尿 |
注意 | 1.妊娠中は使用しないでください。 2.血圧を上げることがあります。 |
精油(エッセンシャルオイル)応用情報
●香りを処方する際は、精油相性表を参照してください。 |
●健康作用については、精油健康作用表を参照してください。 |
●子供や幼児に使う際は、子供とエッセンシャルオイル表を参照してください。 |
●香りを処方する際は、エッセンシャルオイル別注意事項表を参照してください。 |
精油(エッセンシャルオイル)香気成分
香気成分 | 分類 | 含有率 | 備考 |
8-シネオール | ケトン類 | 50% | |
α、β-ピネン | テルペン類 | 20% | |
酢酸ボルニル | エステル類 | 13% | |
カンファー | ケトン類 | 6~8% | |
ボルネオール | アルコール類 | ||
クミンアルデヒド | アルデヒド類 |