ハッピーな香り オレンジ
学 名:Citrus sinensis
科 名:ミカン科
主産地:アメリカ、チュニジア、ギニア、
採油法:果皮の圧搾抽出法
香 調:シトラス /オレンジの皮を向いた時、パッと広がるあの柑橘系の香り
蒸発度:トップノート
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特 徴: |
別名「スイートオレンジ」。アラビア語では「ナランジ」と呼ばれ、それが語源となりました。食用や薬用として、幅広く利用できることから、ヨーロッパやアラブ社会ではオレンジ園を持つことが富の象徴とされました。あのベルサイユ宮殿にもオレンジ園が残っています。現在では、ジュースのおかげで果皮から採るオイルはとても安価で入手できるようになりました。暗い気
分を一掃しハッピーになる香りです。 |
健康効果:リラックス、リフレッシュ、気分転換、健胃
心: |
@心に太陽が飛び込んだように、明るく前向きな気持ちになります。 |
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Aひらめきの脳である右脳に刺激を与えます。 |
体: |
@消化器系を元気にします。(健胃作用、消化促進作用、食欲増進作用) |
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A下痢や便秘など、腸の不調を改善します。 |
肌: |
アストリンゼント(収れん効果)効果があり、オイリースキン向きです。 |
作 用: |
強壮・駆風・解熱・健胃・抗抑うつ・消化促進・消毒・鎮痙・鎮静 |
注 意: |
@肌につけた後、陽射しにあたるとシミができることがありますので、2〜3時間は直射日光を避けてください。 |
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A慢性中毒を引き起こす可能性があるので、多量を長期に使用しないこと。 |
相 性: |
サイプレス・ジャスミン・ジュニパー・ゼラニウム・ネロリ・プチグレン・ラベンダー・ローズ(モロッコ) |
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イライラをしずめる香り プチグレン
学 名:Citrus aurantium subsp
amara
科 名:ミカン科
主産地:チュニジア、フランス、パラグアイ
採油法:葉と若い小枝の水蒸気蒸留法
香 調:ウッディ/爽やかさの中に甘みのある、忘れられない香り
蒸発度:トップノート
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特 徴: |
この名前は、かつてオレンジの未熟で小さな(プチ)粒(グレン)のような実からオイルを抽出した名残りです。チュニジアでは、剪定のため切り落とした枝葉から抽出するので、採油はせいぜい1ケ月間です。オレンジトリオ(他はオレンジ、ネロリ)のひとつで、香りはややネロリ寄り。効果もリラックス&鎮静性が高く、「ネロリのミニ版」と覚えましょう。電磁波の障害を和らげる働きがあります。 |
健康効果:リラックス、免疫系刺激、電磁波対策
心: |
@怒りやパニックなどの情緒を鎮静します。 |
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A落右脳(ひらめきの脳)に刺激を与え、直感力を高めます。 |
体: |
@呼吸を楽にし、筋肉の痙攣を和らげます。 |
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A免疫力のバランス回復をはかり、病気に対する抵抗力を強めます。 |
肌: |
@吹き出物、おできに効果的です。 |
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A肌を丈夫にします。 |
相 性: |
イランイラン・オレンジ・クラリーセージ・サイプレス・サンダルウッド・ジャスミン・ジュニパー・
ゼラニウム・ネロリ・バジル・パチュリー・パルマローザ・ベルガモット・マージョラム・ラベンダー・
レモン・ローズ(モロッコ)、ローズマリー |
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●ケミリー家の処方箋
ケミリー家の現代の当主、ムッシュ・ケミリー・ラバーは、「処方の原点は自然を写し取ること」と言っています。今回ご紹介する処方箋は、まさにその典型。オレンジの実から採れるオレンジオイルと、オレンジの枝葉からとれるプチグレンをブレンドして作る、自然をまるごと堪能できる香りです。もし、あなたがネロリオイルをお持ちなら、さらにこの香りにネロリを加えてもいいでしょう。なぜならネロリは、オレンジの花から採れるオイルだから。3つの香りをブレンドすると、心にやすらぎを与える、甘く喜びに満ちれあふれた香りになります。もちろん、オレンジとプチグレンだけの組み合わせでも問題なし。この場合、少しさっぱりと、元気いっぱいの香りに仕上がります。なんだか気分が落込んじゃうな、なんていうときに使ってください。マグカップに熱いお湯を入れ、そこに処方箋をドロップし、お部屋の風上においてください(窓のそばなど)。部屋全体に香りがひろがり、くつろいだ気分になれるでしょう。
処方a磨磨磨磨u大地の恵み」
プチグレン2滴+オレンジ3滴(お持ちの方は、ネロリを1滴プラスしてください。)
今回の課題
さて、今回の課題です。上の香り、実は電磁波対策にも効果があるのです。(プチグレンが、電磁波をカットすると言われています)。そこでみなさんがパソコンをするとき、上記の香りを側で焚く(マグカップにドロップするだけでOKです)ようにしてください。マグカップを用意するのが面倒なときは、ティッシュにこの香りをドロップするだけでも大丈夫です。いつもと、何か違いを感じましたか?それを教えてくださいね。(何もかんじなかった人、「感じなかった!」だけでもいいですよ。教えてくださいね。)
オマケの課題(この課題、やらなくてもOK.ただし歴史に興味をもった人は、ぜひトライしてみてください。)
カルタゴがローマに戦争を仕掛けられたのは計3回。そのすべての戦いを総称して「ポエニ戦争」と呼びます。カルタゴは3回目のポエニ戦争のとき(紀元前2世紀頃)ローマに徹底的に破壊され、歴史から姿を消してしまいます。しかし、歴史から姿を消す直前、最後のきらめきとも言える英雄が、第二次ポエニ戦争のときカルタゴに現れました。さて、それは誰でしょう?という問題です。世界史の教科書をひっくり返して見つけてください!
ヒント:最近、その人の名前のついた映画が大ヒットしました。(ただし映画の内容は、ポエニ戦争とは何の関係もありません。「羊達の〇〇」という映画の後編です。)
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